5月15日(日)竹笋生。京都葵祭。いずれにしろ正解はない。

 終日曇りときどき薄曇り。16.4℃~19.9℃、52%。5300歩。日差しがないので気温やや低い。

 今日のKOVID状況:都の新規感染者数は3348人で前週より29%の減少、重症者数は4人、死亡7人でした。再び減少傾向へ。

 

 体制間争いとは:

 社会主義諸国と自由主義諸国との冷戦はだいぶ前に自由主義の勝ちとして終焉を迎えましたが、今また権威主義国と民主主義国の対立として新たな火種となりました。

 そもそも社会体制に究極の正解などというものはナインですぅ。変動する社会環境において、その時その時でより適した体制があると言う方が正しいでしょう。自由な民主主義体制でも、常に格差拡大やポピュリズム勃興のリスクに晒されているし、権威主義国でも他民族多文化の膨大な人口を治めていくには適しているかもしれません。それにパンデミック対応では権威主義の方が蔓延を抑えこめる利点はあります。

 グローバルに全ての国が同じ社会システムを取らねばならないという方が権威主義的かも知れませんね。経済システムに関しては、自由にモノやカネ、ヒトが行き来したほうが富を生みやすいということは確かでしょう。すかすどのような社会体制にしろ時折自国優先でグローバル協調をないがしろにする指導者が出てきますから、リスクヘッジとして食料やエネルギーの自給率向上と備蓄を図ることは必須といえるでしょう。

 日本も欧米の尻馬に乗ってロシアへの経済制裁を行っているが、ロシアはエネルギーも食料も輸出国なので国民生活が破壊されるということはありえない。反対に自給率の低い(エネルギー12%、食料38%)日本の国民生活の方が影響が大きいでしょう。ま、武士は食わねど高楊枝で、軍備増強に励む手はありますが、そーすると果てしない軍拡競争と周辺国との緊張関係は収まりません。

 ロシアも民主主義を標榜しているのですが、ポピュリズムによる独裁体制強化によりそれが機能しなくなりました、日本もポピュリズムによる右傾化が顕著で特にジャーナリズムが機能しなくなってきました。批判というのは体制への一種のクスリですから、これがないと体制が病気になっても治りません。健全な民主主義を維持しグローバルな自由経済を発展させるにはどーするのか?絶えず批判と修正を加えなければ、形骸化して腐ってしまいます。世界的に見ても今が正念場だと言えるでしょう。どもども。