3月31日(木)雷乃発声(春雷が鳴り出す頃)。分かるとは?

 晴れのち曇りのち雨。12.3℃~22.8℃、48%。7200歩。彌生は今日まで。明日からはまた花冷えで寒うなりそーです。

 きょうのKOVID状況:都の新規感染者数は8226人と前週から7%の減少、重症者数32人、死亡12人でした。つうことで事態は、BA.2株の蔓延とワクチンのブースター効果の競争で、どちらに転ぶか膠着状態。

 

 分かるとは分けること:

 科学技術の発見は、測定器の分解能に比例することが良く知られています。測定精度が上がるにつれ、新しい発見が行われるのです。それに認識の精度も分野を細分化する程緻密になっていきます。現代は、あらゆる分野で細分化が行われており、医学でも例えば消化器科では上部消化管(食堂、胃など)、中部消化管(腸など)、下部消化管(肛門など)に細分化されてきました。その弊害として全体を総合的に診る医者が極めて少なくなったと言えるでしょう。

 時間の識別で言えば、大昔は日の出日の入り単位でしたが、集団で仕事をするようになってだんだん細かくなってきました。刻から時、分、秒と時計の発達でどんどん細かく管理できるようになり、更に科学技術の分野ではミリ秒、ナノ秒、ピコ秒と1/1000づつ細かくなってコンピュータの制御に使われました。最近では原子のレベルで細かく調べるためにフェムト秒というピコの更に1/1000の単位が使われるようになってきました。

 でも際限なく細かくできるかっつうとそーはいきません。量子の限界と不確定性の限界というのがあって、現在はすでに極限近くに達しています。なにしろ光が1.5ミクロン進む時間まで達しようとしていますから。(光は1秒間に30万キロm、地球を7.5周します。)

 そもそも人間が瞬間として知覚できる最小は30ms前後だといわれてますから、これが今の実態なんでしょうね。つうことで分けることは分かったようで分かりまへん。アリャ?