11月19日(金)満月にほぼ皆既月食。消されちまった記憶は記憶に御座いませんとは。

 薄い雲で覆われた晴れ、夕方少し靄でる。8.4℃~17.6℃、49%。4200歩。薄い雲を通して満月がほぼ皆既月食で見えなくなりましたが、その前後で赤っぽい月が少し見えました。

 なんか頭が重いので、体温を測るのですが36度前半であまり高くありません。気分の問題なのかなぁ?

 

 記憶の謎:

 ビーテレのニュースで「記憶の謎に肉薄!」なんてのをやってたから、興味を惹かれて少しググってみますただ。なんか光遺伝学つうのを使ってマウスの記憶をいじったらすいのだ。その結果をサイエンス誌へ投稿したんだと。

 マウスの記憶をどーやって調べたのかっつうと、こりは電気刺激による簡単な恐怖記憶です。これを光で消したりコントロールできたりしたそーだ。記憶はシナプスでの長期増強(LTP)で保持されるんですが、これはシナプス後細胞のスパインというのが大きくなることで達成できます。特定のスパインに光を当てて小さくすることで恐怖記憶を消失できたという。

 もともと記憶はセルアンサンブル(ニューロン集合)のパターン(エングラム@記憶痕跡)で保持されることが分かっていました。このエンコーディング/デコーディングの仕組みはまだ分かっていませんが、いろんな記憶が膨大な種類の組み合わせパターンになって記録されてるらすいのだ。

 そいで光を使ってLTPにかかわるスパインを操作できることが分かったから、こりからイロエロな実験ができて将来少しは記憶の記録の入口くらいには立てそーです。臭覚にも臭球ってところの神経細胞ネットワークのパターンで膨大な種類の臭いを区別するっていうから、セルアンサンブル(ニューロン集合)の組み合わせパターンというのが、脳内情報処理の一つの鍵かもしれませんねぇ。1千億ニューロンのつなぎ方パターンって、実用的にはほぼ無限ですからね。これなら宇宙でも内包できてしまいます。

 ま、極めてゆっくりではありますが、脳内の物理的な動作機序ってのも分かるようになってきました。やはしこりはどの分野でも同じですが、観測や操作の精密化があたらすい知見を切り開くと。