11月18日(木)日本の経済力長期低迷の原因とは?

 概ね曇り時々薄日射す。9.6℃~17.4℃、56%。11500歩。だいぶ涼しくなりました。

 豊洲市場まで足を延ばして、茂助で粒あんを買う。寒天を買ってあんみつにするんだすぅ♪

 

 北風か太陽か?それが問題だ:

 企業が適正利潤を上げて行かないと、雇用が守れなくなりひいては労働者の賃金も払えなくなる、という理屈は確かにあります。それで企業を優遇すれば、企業の利益は労働者にも滴り落ちてくるはずだというトリクルダウン理論で企業優遇を続けてきました。でもトリクルダウンは起きずに利益は企業の中に積み上がったままでした。

 労働流動性を高めた方が産業構造を新しい部門に変化させやすいのだとして、非正規労働者を増やしたら平均賃金が下がって購買力も落ちてしまい、ひいては企業も売り上げが落ちてしまいました。

 デフレが続くと企業の売り上げが落ちてしまい拡大再生産が滞るとして、金融緩和でインフレ誘導しようとしましたが、前述のように需要が盛り上がらないのでインフレにはなりませんでした。その代り円の価値が落ちて(円安)輸出企業は儲かりますが、輸入物品が高くなり庶民の生活が苦しくなりました。

 と見てくると、まず企業を優先してその後に庶民が潤うという理屈ですべてが動いていたことが分かります。企業と労働者を比べるとどうしても後者の方が弱いですから、本来なら企業側が先憂後楽となるべきところ、逆になってしもたんすね。残念なことです。

 そもそも企業に厳しい施策が取られなかったために、企業が死活的覚悟で技術革新を行わず、ゆるふわで儲けてしもたためにその体力がフレイル(虚弱?)化してしまったんですぅ。企業に対する太陽政策裏目に出てしまった悪い例となりました。ここは一つ北風を当てて一段の奮起を促すべきではないでしょうかっ!

 とか、円安誘導が経済じり貧の大本という学者の説を少し盛ってみますたあああ!どもっ。