9月28日(火)蟄虫坏戸(虫かくれて戸をふさぐ)。服従と不服従の狭間にて。

 曇り時々晴れ。16.9℃~26.6℃、56%。夏日ですた。

 

 不服従とは:

 MITが不服従賞を設けたのは確か4年前の事でした。メディア・ラボ所長のジョイ・イトー氏が主唱して「言われたとーりに従っているだけでは社会変革はできない」として、「既存のルールを破ってでも社会を変革する素晴らしい取り組みをした“不服従者”を表彰するもので、賞金25万ドル(約2800万円)が贈られる。」とした。その後ミーツー運動などに賞が贈られたが、その後どーなったんでしょうかっ?なにしろイトー氏が不祥事に関わってMITを辞めちまいましたから。

 彼は当時不服従が社会変革につながった例として、「マルティン・ルターによる宗教改革や、教会に科学で挑んだガリレオ・ガリレイナチスに抵抗したホワイトローズ、黒人の人権を訴えたマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師、アパルトヘイトに立ち向かったネルソン・マンデラ氏、天安門事件で戦車の前に立ちふさがった無名の人など」を挙げています。また「言われた通りのことをしているだけじゃノーベル賞は取れない!」とも述べておりまふ。

 その後の経緯はともあれ、服従は社会変革にとっての壁であろうことは確かです。特に日本は規則やルールが一端できると、それを神として崇めますから、ときとして技術革新や社会革新を阻害します。特にIT分野では既存の法律がその社会実装を妨げることがありますから、柔軟な運用が求められます。Winnyを開発した47氏の迫害などは日本のネット配信ビジネスを10年遅らせたと言えるでしょう。まさにはっきりと申し上げて「角をためて牛を殺す」たぐいの話です。最先端技術の社会実装は国際的な競争ですから、ちまちました規制が如何に有害かが分かります。新設ディジタル庁は期待できるんかな?なんか人材を見てると頼りない感じですが。

 とはいえ服従が絶対に必要な分野もないことはない。軍隊とか警察とかは不服従だと統制が取れずに、役に立ちません。(但し、人道に反しない限りにて。)

 とか「せまゆき」見てたら「学校で先生に言われた通りに勉強していた真面目な優等生は、社会に出ると伸びません。同窓会に出ると分かります。」なんてゆってたのから連想しましただ。どもども。

 明日から3日くらい別荘の方へ行くかも?いや臭い飯の方ではないですが。