6月17日(木)原初的だが奥が深い触覚とは。

 朝の内曇り、昼前に通り雨、午後から青空。19.2℃~26.7℃、53%。梅雨はどこかに飛んでいってしまいました。

 

 五感の不思議:

 視覚や聴覚は老化や障害により無効化されることがある。味覚や嗅覚も新型コロナなどで効かなくなることもある。触覚はこれらに較べるととてもロバストに見えます。ちょっとくらいのことでは壊れませんから。ヘレンケラーさんも触覚に頼って外部とコミュニケートできました。

 彼女は点字や指文字、凸文字などで外部とコミュニケートできるようになって、本来の才能が開花したのでした。まさに手が世界を把握する触角のようなseeing handsになったのですね♪ヒトは他者と交流できないと人間にはなれないのです。

 近年では触覚の研究も大分進んで、「触りごこちの科学」もでてきました。触覚を設計し構成して芸術にするんです。素材はポリーマーという多分子構造です。これは分子がバラバラのときは「さらさら」と、分子がひも状のときは「ねばねば」し、分子が網目状に構成されると「ぶよんぶよん」した触覚を発生します。更に網目状の分子の結合状態を密にすると固くもできます。これを用いて、イロエロな触りごこちを創作することができます。すなわちあなたが望む触り心地が実現できるんですぅ♪

 人間は視覚、聴覚、嗅覚、味覚を媒介として芸術を創作できます。いわんや触覚を以ってをや!ジャンジャン

 

 そうそう、吾輩は麻雀でモーパイ(模牌)つうのが得意だったです。牌をつまんだときに、親指の腹で牌の字面を触って読み取る業です。先自摸(前の人が牌を捨てる前に自模ること)なしよっつう時でも、牌を開けないでも分かります。指先というのは意外と情報収集力があるんすね♪でも、エロイことに使うと痴漢になっちゃいますぅ。ザンネン