4月13日(火)人は情報のみにて生くる者に非ず。

 概ね曇りときどき弱雨、ときに晴れ間。12.1℃~20.1℃、61%。花粉少なし。

 

 オンライン全盛の風潮とは:

 コロナが長引いて、大学もオンライン化したままのところが多いです。今まで、こうでなくっちゃダメだという固定観念がイロエロな分野で破壊されております。

 建物や設備、食堂などもいらないし、どこでも授業が受けられます。情報の流通だけで言えば、却って便利になったような気がします。画面共有は黒板より便利だし、google driveでファイル共有して教材のコピーもいらないし、教員も学生も場所は自由だし、大幅にコスパのいい教育現場を実現できます。学生側でも通学の時間が節約できるし(地方にいたって都会と同じ授業が受けれるし)、チャット機能で気軽に質問できるし、煩わしい人間関係もクリアできるし、いいとこ尽くめだすぅ♪

 とか、功利的に情報の授受だけ考えてるのは大間違い!人は情報のみにて生くる者に非ず、と言ったのはモーゼかな?人が生きるには、ヴィヴィッドな場が必要なんですぅ。そこで学び、悩み、愛し、憎まれ、呻吟するリアルな場がないと、勉学自体も空しくなるんですぅ。例えば、人気のないごく少数のオタクな授業で、いつも隣に座ってた奴と生涯の友人になるとか、たまたま隣に座ってた人とひょんなことで会話したら意気投合して、生涯の連れ合いになるとかのセレンディピティは起こりません。

 人生には無駄が必要であり、かつ偶然が必要なんですぅ。それよりも何よりも、五感六感を総合した生きてる感じが大切なんすね。例えて言えば、実際のコンサートとCDで聞く音楽の違いとか、ビーテレで見る演劇と実際の小劇場で息遣いまで体験できる感動とか、砂かぶりで見る大相撲とTV中継の違いとか。

 現代人はネットで何でも手に入るから、それで満足してますが、実物の迫力にも時には思いを馳せてほすいのだ。そうそう赤ちゃんでも実際にお母さんから教わるのと、同じ内容をビデオ画面で教わるのとでは、画然とした差が出るという。多分、絶え間ない相互インタラクションのなせる技であろうと推測されちょりもす。

 リアルって凄いじゃん!でも、アーナンダよ、リアルってなんだ?・・・多分総合と関係性だな。んじゃんじゃさばら。

 

 雑感:そうそう自分の実感で言えば、オンラインだと少し堅苦しいところはありますね。隣とひっそり雑談したり、はなくそほじったり、居眠りしたり、悪戯書きしたり、ぼんやり空を眺めたり、といった遊びや緩みがないから結構ちゅかれるんだすぅ。