4月1日(木)早や卯月なり。大自然の機序の破壊者。

 曇りがちな晴れ。13.6℃~21.7℃、47%。かっふんやや多し。5600歩。

 サクラは散っても、公園の花壇は百花繚乱♪

 

 共有地の悲劇Tragedy of the Commons)とは:

 オープンアクセスな資源は枯渇しやすいという経験則だす。その始まりは共有の牧草地で放牧を行う場合に、各人が自分の利益を最大にしようと牧畜を増やすと、やがて牧草地は再生不可能な土地になり、みんなが損をするという悲劇でやんす。

 無限にあると思われる資源に関しては、この悲劇は発生しませんが、じきにその資源が有限だと分かる場合も多いです。遠洋漁業とか沿海漁業は比較的早期にこの悲劇に見舞われたので、今では養殖が盛んになりました。水や空気は無限にあると思われてたが、公害や気候変動などで制約せざるを得ないのは有限だったからです。廉価販売の市場競争もこのモデルで語られることがありますが、それは人々の購買力を狩り尽くすことに当たります。ま、最後に残ったものが大儲けをするというケースもありますが、大抵は全員自滅してのち止むということが多いです。

 これを避けるためには、何らかの規制や協定が必要になりますが、そもそもの大本は自分だけは貧乏くじを引きたくない、という心理を全員が持つから起きると言えるです。積極的に貧乏くじを引けとは言いませんが、みなが少しずつ我慢をする精神は必要でしょう。もともと民主主義は皆が少しづつ我慢するシステムですから、俺が俺がになったら成り立ちません。でも今は市場主義、資本主義による欲望の世紀の真っただ中!とても困難な課題です。

 たった一つだけ自然に解決する方法はあるんすが、成長成長で目がくらんでいる内は分からないでしょうね。・・・全人類の人口が半分になれば、すべての課題は解消します。キッパリ

 

 自然界は当然オープンアクセスですからすべてが共有地と言えるです。が、なぜか悲劇はあまり起こらなかったと。それは自然のフィードバックが効いていて、何かが増えすぎて自然が消耗すると、天敵も増えて元に戻す働きがあったからです。すかす人類は天敵を克服してしもたから、いくら増えてもフィードバックが効かずに増えっぱなしです。自分が自分の天敵になって戦争繰り返していてもしょうがない。ここは一つせっかく獲得した理性の出番ではないでしょーかっ?

 

 ん?ん?ん?ひょっとしてパンデミックというのは大自然が用意した人類の天敵なのか?そーなのか?いやいやいや?これはも~少し精密な考察を要するな。いずれまた。どもども。