3月13日(ド)奈良春日祭。旅は道連れ世は情け。

 終日雨、午後一時雨脚つよく雷鳴在り。10.1℃~13.9℃、87%。春の嵐?でもかっふんは少ない模様。終日閑居してたら、花粉症はかなり改善されますただ。でも薬で眠い。

 

 異国にて話すとは:

 最近はみんなマスクをしているから、声がこもってはっきりしないことがよくあります。「は?」なんてあんまし言えないから、分かった顔して相槌を打ちますが、誤解していることも多いと想像できます。ま、伝言ゲームの正答率もありますから、会話ってのはある程度の誤解で成り立っているのかも知れませんねぇ。尻と尻とでお知り合い、誤解と誤解で互快です。何割の真意が届いているかは神のみぞ知ると。

 お互いにネイティブでない人が、リンガフランカ(ブロークンイングリッシュ?)を使って身振り手振りで話してると、それはもう誤解のかたまりだと思います。が、すべてのコミュニケーションはそこから始まるんですぅ。誤解を前提にして、だんだんブラッシュアップしていくというのが、他者との正しいコミュニケーションだと思いませんか?他者とは究極的に不可知なんすから。

 すべての音韻が母音で終わる日本語と違って、西欧語が子音で終わる発音が多いです。だからカタカナで書いた日本語風発音では通じないので、明治のころはおもすろい当て嵌めがいっぱいでけたそーです。「掘った芋、いじるな!」とか幼稚園児に言うようなのは、”What time is it now?”になるんだと。試したことはないから、その真偽はいざ知らず。

 もっとおもすろいのは「揚げ豆腐と上杉謙信公」つうのがあります。"I get off at Westkensington."のネイティブ発音になるんだと。ホント?こういうのを信じて実際に使って恥をかくのも練習の内なのかな?昔パリに住んでいた頃、連休に何回かユーロスターに乗ってロンドンに行ったことがあるんですが、このウェストケンジントンのホテルに泊まったことがあります。

 たまたま読んでいた旅行書に「海外には穴あきコインが無いから、五円玉をあげると喜ばれます。」なんて書いてあったから、ホテルのコンシェルジュにチップとして五円玉を上げたら、嫌な顔をされて指でピーンとはじき飛ばされたことがありまふ。やはし、何を信じて、何を信じないかは自己責任なんすね。特に旅行ガイドには、おもすろおかすいデマ話が多いです。諸君もくれぐれも注意のことよ。・・・とはいえ失敗して成長することも多いですから、何事も試してみるっつう積極性も必要かもね。ジャン

 

 追記:そうそう「ローマの休日」や「マイフェアレディ」の主演女優@オードリー・ヘプバーンさんの明治のころのカタカナ表記は「ヘボン」だったですよ。ヘボン式ローマ字というのは、今で言えば「ヘプバーン式ローマ字」だったんすね。ドイツ語でも「ギョエテとはわしのことかとゲーテ言い」とかの明治川柳ものこってるし。とかくカタカナ表記はむずかすいと。どもども。