11月19日(木)今様、学問のすゝめ。

 薄雲の多い白っぽい晴れ。13.2℃~24.9℃、62%。5200歩。気温がもうちょい上がれば季節外れの夏日だったです。

 ザ・フォーリン・リーブス、歩道は赤や黄色の落ち葉でいっぱい♪綺麗だけどもの悲しい季節。ビックなところでトイレのリニューアル見積もりを依頼した。年末は何かと混んでいるようだすぅ。

 

 学問と国家形態:日米中。

 最近は学問の自律性(国から指図されないで自由に研究できる環境)が問題になっています。米国と中国の大学が自律と言う意味では対照的です。米国は私立が多くて寄付や民間の資金で比較的自由に研究しています。一方、中国は殆どが国立、公立大学です。日本はその中間くらいかな?

 アメリカは誰もやっていない研究が尊ばれ、ノーベル賞級の研究が断トツに多いです。一方中国は実用化研究主体で産業のインキュベータになってますがノーベル賞級の研究は少ないです。日本はその中間ですね。国柄によって、学問の志向がかなーり異なっていることが分かります。

 中国の先端企業はその殆どが大学発祥の歴史を持っています。財閥系列の代わりに精華大学系とか北京大学系とか上海交通大学とか、実業界でも学閥が系列を作ってるんですね。日本でも大学発ヴェンチャーが次第に多くなってきましたが、ノーベル賞はだんだん少なくなる予感。

 基礎的な研究か?最先端の応用研究か?ま、特許何かは後者の方が取りやすくなりますが、長期的には基礎体力が落ちるでしょう。中国は余裕ができたら段々と基礎研究にも力を入れるでしょうが、日本は逆に余裕が無くなって基礎研究は役に立たないとか言って等閑(なおざり)にされるでしょう。

 最近の、学問への国家の干渉が、いみじくもその将来を指示しております。本当は小姑みたいにちまちまと口は出さずに、金はどーんと出すほうが学問の発展に一番資すると思うんですが、今の政府に果たしてそがいな度量があるかどーか?まことに疑問に存じます。どもども。