10月17日(土)人間はつくりもの?

 終日寒雨しとしと。16℃~12℃、96%。秋雨前線(寒冷前線)停滞す。鳥たちもさぶそーですぅ。

 

 夢か現(うつつ)か、現か夢か:

 夢をみれば分かるでしょうが、元々リアルってのも脳内現象なんすから、ホントはフィクションなんすね。ただ体性感覚とかカラーとか匂いとか快感とか痛覚とかの強度が違うだけです。でも、えらくリアルな白昼夢もあるからこの差も縮まってきまふ。そして潜在意識下では夢は夢と分かっているから、大人になるとお寝しょはしませんよね。

 リアリティTVってのがあって、これもリアルとフィクションの狭間で時折問題を起こしたりしまふ。大体がやらせですが、時折素人の思わぬリアクションがあって受けたりします。すかすこりは昔の話で、最近は殆どが構成作家の演出となりまふ。

 立場が人を作るとか、役割が性格を形作るとかゆわれますが、こりはホントだす。潜在意識下の自己暗示的な要素になりまふ。人は自分がおもう自分になるんであーる。だけど自己暗示だけではすぐに覚めてしまうこともあるから、他人を鏡とした自己投影も必要です。他人がこう思っているだろう自分を、無意識的に演じるということでしょうか。ここでは潜在意識とか無意識的とかいう言葉がキーになりまふ。すなわち自覚的ではなくして自分が作られていると。

 そして役者やタレントだけではなく、いわゆる一つの有名人(セレブ?)たちも皆リアリティTVを演じてるんすね。特に最近は政治家がこれを多用していると言ってる人がいて、ハタと膝を打ちました。トランプさんもバイデンさんも、ジョンソンさんもメルケルさんも、金正恩も、いやいや我が令和のトロ目おじさんも、みーんなリアリティTVの登場人物と思えば、みーんなかわゆくて、この世界がとても楽しくなりますよね?(でもトロ目おじさんはマキャヴェッリを気取っているらすいのだ。)

 出来事をそのまんま伝えても何も伝わりません。真実をちゃんと伝えるにも演出が必要なんです。人間須らく”choreograph life !”

 

 追記:子供の頃はおとぎ話とか絵本とかおままごととか漫画とかアニメとか、リアルとファンタジーが密着していたような気がしますね。だから毎日がわくわくしてとても楽しかったです。サンタクロースとかお化けとか宇宙人とかガンダムとかがみんなこの世界で一緒に生きてました。

 最近の論文によると、子供は現実と幻想の区別があいまいで、よく区別ができないのだという。近赤外線をつかった光トポグラフィという技術で子供と大人の前頭葉の働きを比較したところ、はっきりとした違いが現れたんだと。主に武漢杭州、天津の学者です。前頭葉でリアルとファンタジーの判断をしているようですね。