9月25日(金)彼岸明け。医食同源とは。

 細雨降ったり止んだり。18℃~21℃、81%。肌寒い!

 オンラインセミナー約10名。2時間やるとけっこう疲れます。

 

 腸は超大切!

 脳腸相関てのがありますが、かだらのバランスにおいては脳だけでなく全組織にとって腸の働きが極めて重要であるということが分かってきますただ。特に外界と身体内部の境界である腸は、生命にとって最重要器官であることは言うをまちません。

 我々は腸から栄養を取り入れエネルギーや組織構成物質として使いますが、特に脂肪酸を生理活性を持つシグナル分子としても使っています。脂肪酸は短鎖、中鎖、長鎖という三種類に分かれますが、中鎖のω6脂肪酸は炎症性の悪玉、短鎖のω3は抗炎症の善玉となります。脂肪酸はかだらの各組織の受容体(GPCR)を通して働きます。

 この時重要なのは食物繊維を分解して短鎖脂肪酸に変える腸内細菌の働きです。これが各臓器の受容体を介して、交感神経活性化、エネルギー消費増、インシュリン増産などで代謝を活発にして太らない体質を作ると共に、免疫力を増強します。そしてこれら短鎖脂肪酸は母体から胎児にも影響して、生まれつき太らない体質も作るようですぅ♪

 昔から医食同源と言いますが、食生活は体内の恒常性(バランスを回復する性質)を調節する働きを持っていますから、腸内細菌と共に大切にしなければなーりまへんぞよ。どもども。