8月19日(水)配送業の背後にあるもの。

   白っぽい晴れ、ときどき曇り。26℃~34℃、54%。ぎりぎり真夏日

 

 物流とは:社会の血流であーる。(あ、物流と逆方向に金流があります。)

 最近自転車に乗って背中に黒い荷物を背負って走っている若者をよく見かけます。デリバリーの会社のマークが書いてあることもあります。これもコロナ禍以後に急増しています。あとスーパーでもネットで買い物をしてそれを後でデリバリーってなサービスが流行っているようです。他の買い物でもオンラインが流行ってきてアマゾンなんかはうはうは♪

 物流はロジスティクスといって、単に配送するだけでなく受注、配送、在庫、販売など商流のすべてを司るビジネスの基本機能なんすね、実際のところは。それが今は販売後のデリバリーが目立ってきただけなんす。物流が乱れると必要な物が必要な時に必要な所に届かなくなり、社会が渋滞してしまいます。

 この流れを上手くコントロールして利益を上げたのが無在庫経営のトヨタ方式です。単に下請けに押し付けただけだという悪口もありますが。旧陸海軍は物流(兵站)を軽視したため大損害を出しました。物流が人体で言えば血流にあたるということを知らなかったためです。頭の悪い奴らが威張っていた時代でした。その血流にコロナヴァイラスが障害を与えるっつうから、これまた性質(たち)が悪いですねぇ。

 日本の伝統の中でも、物流の効率化に革新的なアイデアを発揮した小商いがありまふ。ご存じ富山の薬屋さんですね。クスリつうのは必要なときは死活的に必要なんすが、普段は無用の長物です。いつなんどきどんな病に罹るか分からないし、高価な薬を全部揃える財力もないときにどーするか?それが薬箱を各家庭に置いてもらい、使った分だけ勘定するってなシステムです。薬屋さんは年に数回各地を回って使ったものを充足してお金をいただくと。まことに良くできたシステムです。

 産業分野でもこのシステムを応用できるところはたくさんありそーな気がする今日この頃。ついでにITやAIをかませればもっと効率のいい薬屋システムを開発できるかもね?日本もなんとか知恵を働かせて、アマゾンとかに対抗できるようにしないと、国ごともってかれちまうかもよ。タハハハ・・・(アマゾン騒動にインスパイアされて>)