7月23日(木)桐始結花。海の日。ポストコロナ社会の憂鬱。

 終日雨、ときどき曇り。22℃~26℃、97%。都コロナ366(どこかで見た数字だと思たら、昨日のオリムピックカウンターだったです)。

 

 リモート社会とは:

 コロナ禍で果たして社会は変わるのか?この半年余りで確かにその兆しは出てきました。テレワークやテレカンファランス、オンライン授業やオンライン講座、リモート飲み会やリモート診断、ネット通販やネットスーパーなどなどはほんの一部ですが、ネットを介して場所には拘らない風潮がじわじわと浸透しています。

 元々ネットの本質は世界に繋がるオープンネスにありますから、ネットセキュリティを強化しないとネット社会は成り立ちません。ここへきてどこぞの国から激しいサイバー攻撃が仕掛けられ、残念ながらネット後進国の我が国はおたおたしちょりもす。セキュリティ分野は矛と盾の矛盾を突いて拡がる無限ループですが、常に最先端の装備(システム、人材、設備)を整えておかないと、大人と子供の相撲になってしまい勝負になりません。

 しかるに我が国では、IT大臣がITを知らない78歳のド素人、一方台湾は38歳の天才プログラマーが大臣をやっちょりもす。これではコロナへの対応も月とスッポン、まったくお話しになりまへん。中国やロシアは何万人規模のサイバー部隊を抱えて鋭意準備に怠り無し。米国や欧州もそれなりに予算を突っ込んで緊迫感を露わにしておるのに、我が国は未だにファックスと電卓でコロナ統計を1日遅れで計算している残念感!

 このままではリモート社会どころかリアル社会でも世界の競争から取り残されます。これも偏に政治家や行政官、企業人のおつむが固くて古いからです。1.7兆円も掛けてやることはコロナ拡大下の移動奨励策のみとは。なんだか絶望的な気分ですぅ。この国のトップは世界や技術の動静を見て先手を打つどころか、永田町、霞が関界隈でコップの中の争い(蝸牛角上の争い)を繰り広げるのみ。

 シャープも台湾企業に経営をゆだねたくらいですから、このさい日本の行政組織も台湾からの若い血を大幅に導入したらいいのではなかろーか?米国の先端企業経営陣にも台湾から大勢人材を送り込んでいるしね(藤井7段も尊敬するAMDのリサ・スーさんとか)。中国の経済躍進にも台湾系企業の大陸進出が大きく貢献しているのは良く知られた事実です。政官界だけではなくして、実業界も羊のような日本のサラリーマン社長には、この厳しいオンライン社会の荒波を乗り切ることは難しそうですね。ザンネン