2月22日(土)甘く見てあなどると必ず足をすくわれまふ。ズッシーン

 早朝まで雨、のち概ね曇り、夜に入って雨。6℃~18℃、49%。南寄りの風強し!おおお、今日は2020年2月22日の2が5連続ですぅ♪

 

 卑貴こもごも:

 卑俗と高尚と言ってもいいかも。芸能ってのは卑から始まって貴に終わるというのはある程度普遍性があるような気がします。落語なんかも熊さん八っあんなど市井の宴会芸から始まって、今では人間国宝にまで上り詰めましただ。ほんとに最初はその辺の大工さんなんかが噺しをしてたようでがす。

 歌舞伎も国を代表する芸能で、みんな畏まって観劇し感激していますが、当初は若い女性が河原で踊ってた念仏踊りだったと言ふ(よく知りませんが?)。今でいえばAKBのステージみたいなもんかな?その内風紀を乱すってんで、幕府が女性禁止にしたソーダ。それで若衆歌舞伎になったが、それも男色が流行って禁止になり、今につながる野郎歌舞伎になったんだと。へ~

 中国の京劇も元はと言えば、貴族のパーチーの余興のようなもので、真面目に座って鑑賞するようなものではなかったと、加藤徹さんがゆってたような希ガスる。庶民に降りてくると、だんだん座って真面目に鑑賞すべきものに変化していくんですね。アリガタヤ

 同じようなのが西洋にもあって、今では一世を風靡して鑑賞中に咳でもすれば、大顰蹙を買うクラシックコンサートも、当初は聖歌など教会音楽から始まり、宮廷楽師が貴族パーチーのバックグランド音楽として奏でていたらすいのだ。それがだんだん劇場化され大勢で畏まって聞くようになったと。

 

 ま、これらは芸術以外のどの分野でも見られることで、個人が楽しみでやってたことが、だんだん人気を集めてそのうちに形式化され、奉られてくると。最初は低く見られバカにされてたものが、その内主流になると権威的になっていく過程は、人間心理いや人類文化の大本に深く根差しているのかも知れませんねぇ。日本の○○道なんて典型的ではアルマイト?みんないつの間にか形式化されてるから、そのうちにアニメ道なんてできるかもね?どもども。