今日も終日寒雨しょぼしょぼ。9℃～12℃、99％。
秋晴れから一転して秋の長雨が続いてます。ま、イベント屋には酷ですが、傘屋や秋植えの野菜には慈雨かも知れませんねぇ。
組織ってのは：
これはもう人事を握ったものが組織を握るってな絶対的な鉄則がありまふ。だからトップの人事政策によって、組織は盛衰しますのじゃ。技術的には極めて優秀だったトンシバも、ある時期の会長により人事を握られ、３代もバカ社長が続いてしもたから没落の憂き目を見ましただ。
もっと厳しいのが官僚の世界ですね。キャリアは出世しなけりゃ自分の構想も実現でけないから、まずは出世を狙います。それで仲間内から頭角を現して、だんだん裁量権が大きくなって行くんですぅ。すかすキャリア官僚の人事権を官邸が握ったころから風向きが変わってきました。
国のため国民のために、イロエロな施策を発案し実行するような実力の官僚は、ときに官邸に距離を置くようになり疎まれます。代わりに官邸の意向を忖度し、官邸に逆らわない茶坊主タイプがどんどん出世していきます。同僚からはあんな実力がない奴がなんで？というような人が局長になったり次官になったりして、更にソンタクが亢進していきまふ。
このようにして現在殆どの官庁から気骨のある人がいなくなり、国や国民の為よりも、官邸の方しか向かないソンタク官僚ばっかしになり、官邸に不都合な公文書の改ざん、隠蔽、廃棄のやり放題になりましたとさ。このようにして国民の官僚から、官邸の官僚へと、見事に変身を遂げた今物語でしたあああ！げにおそろしきは人事権なりき。ｼﾞｬﾝｼﾞｬﾝ
付録：この源流を訪ねれば、日本社会の原型である鎌倉時代の「御恩と奉公」にまで遡れるでしょう。ここでいう御恩とは味方の勝利に貢献した武者に土地の安堵や加増（今で言うと地位やボーナス）することで、奉公とは主人のためにだけ命を惜しまず働くことなんですぅ。いずれも私利に基づいたものであり、国家、領民のためなどというのは毫もありませんでしたあああ！ｻﾞﾝﾈﾝ
