11月3日(日)楓蔦黄(もみじつたきばむ)、文化の日。

 概ね曇り。13℃~19℃、63%。午後は雨が降りそうで降らなかった。持ち歩いていた傘を失くしそう。ブンカブンカドンドン、ブンカドンドン♪

 

 

 文化の日イベント:

 丸の内方面に進出す。丸ビルで科学講演会があったです。バイオと宇宙化学、染色体の3題噺しでした。

 まずはバイオリソースの基盤的なお話し。実験動物や実験植物、細胞材料、遺伝材料、微生物材料はバイオリソース分野の5つの大切ですが、その中の微生物材料についてその登録と活用について理研の室長が詳しく説明した。微生物は目に見えないけど、全生物と共生し、環境を守り、食物に多様性を与える地球の要なんすね。微生物がいなければ生命は多様化できないし、生態系循環もありえません。

 宇宙化学は宇宙科学の学際的な分野で、化学的な宇宙の進化を研究する新しい学問です。アロマ電波望遠鏡で宇宙探査の解析度が100倍以上上がったので、宇宙の組成が詳しく分かるようになったのです。その結果宇宙空間には物凄く多様な有機化学物質があり、しかも場所によってその組成が異なっていることが分かりました。星々はその生育環境により育ち方も異なり、その成分も異なっていることが分かりました。宇宙誕生の謎や生命進化にも迫れるかも。極限環境の物理化学や新素材の合成にも役立ちそうです。

 最後の染色体は、DNAの折り畳み構造の研究です。ヒトDNAは伸ばせば2mにもなりますが、これが10,000分の1に折りたたまれて染色体になります。普段はクロマチンというタンパクに巻き付いているんですが、細胞分裂期になるとコンデンシンというタンパクの働きで染色体にまとまってから分裂するんです。DNAの総延長がスカイツリーの高さだとすると一つの染色体が単3乾電池くらいに凝縮されこれが46本入っているソフトボール細胞核ということになります。まさに精密機械のような構造ですね。

 

 このように見てくると、科学は材料と観測の精度で進展すると。どもども。