10月26日(土)人間ボケてなんぼ?

 曇りときどき晴れ。13℃~24℃、62%。プールだん。ちゅかりた~~~っ!街ではハロウィーンの仮装をした子供たちを大勢見かけました。渋谷はどないでっしゃろ?

 

 ラグビー準決勝でニュージーランドvsイングランド戦を見た。やはし迫力がありますねィ。結果はイングランドがチームプレイで圧勝!イングランドラグビー発祥の地であるが、もともとユナイッテッド・キングダム(イングランドウェールズスコットランド、(北)アイルランド)の各地で、色んな形で行われていたフットボールが収束した内の一つとみることもできる(他の一つはサッカー?)。だから国でいえばエゲレス1国なのに4つも出てるんすね。決勝トーナメントに出れたのはフランスとジャパンを除けばみんなUKの王国とその旧植民地なんす。伝統には逆らえないのかっ!

 

 

 人間的な、あまりに人間的な:意味や目的で汚されない人生とは。

 偉人というのは天の上の人ではなくして、ごく普通の人間がある時期に偉業を達成したから偉いんでアール。けっして神格化してはなりません。例えば「純粋理性批判」などの著作でドイツ観念論の祖と仰がれるイマヌエル・カントは毎日規則正しい生活をして80歳まで(当時としては)長生きしましたが、その晩年はボケてしもてパンとチーズをむさぼり喰うだけで、親しい人の名を忘れ、アルファベッ卜も忘れ、自分の名さえ書けない惚け老人になってしまいました。生まれて、成長して、成熟し、肉体的にも精神的にも衰えて死む、という余りに人間的な最後ではないでしょうか。

 これは後世神格化された長生きの偉人、釈迦や孔子などなどにも共通する人生だと思います。だって人間としての宿命ってのからは、逃れられないんですから。だから人生はだんだん右肩上がりで成長していって、最後は精神的に高みに達するってのは1種のフィクションです。幼く未熟で、体力も精神もすべて充実して、老いて衰える、すべての「今ここ」を味わい尽くすのが人生だと、かように感じる今日この頃なんですぅ。どもども。