8月22日(木)人生の終末考。

 概ね薄曇り、ときおり陽射し。23℃~29.5℃、74%。気温も30℃を割り普通の夏日となって、大分涼しくなりました。でも湿度が高いのが玉に瑕(きず)。

 

 

 できなくなった事より、できることを数えよう:

 老化とは身体的および精神的に障がい者になる過程である、というのはいわゆる正常性を基準にしたある種の機能論である。もともと客観的な基準ってのはないので、これは単に人間世界のマジョリティを基準にしているに杉ないですぅ。

 できる事を数えるだけでも、それは正常な(正常ってなんだ)犬や猿には全くできないことが多いんですぅ。特に精神面においては、人間は長生きしてれば必ずボケるんです。でも、真っ当にボケるのと、変な風にボケるのとは明らかに差があります。日本ではボケると施設や家に閉じ込めて外へ出さないから、変な風にボケる人が多いとゆわれまふ。北欧の例だと、自由に街に出して住民全体で見守ると自尊心を保ったボケになるそーです。短期記憶がダメになっても昔のことは覚えているし、体の記憶(自転車乗りや快かったこと、言葉など)は残ります。嬉しかったことや楽しいかったことはよく覚えていて、その人が大切にしていたもの、その人らしさも保たれています。だから常にリスペクトをもって接するのが大切なんですぅ。

 「どーせボケて何も分からないんだからね」とぞんざいに扱うと、こころの深い部分が傷ついて、不安になり、徘徊したり、攻撃行動などがでます。自尊心を認め、感情に寄り添うことによって、こういう不安症候群は改善します。これは自分が相手の犠牲になることではなくして、自分の自尊心も相手の自尊心と同様に大切にすることにより実現します。お互いにどれだけ色々な感情を共有できるのか!良い点を見つけてそれを再評価できるか?たくさんの矛盾した感情が人生を豊かにします。大好きだった人と過ごせる時間はボケも正常も関係ありません。

 

 ちょっつ統計的事実を:5年ごとの認知症罹患率

    65歳~、70歳~、75歳~、80歳~、85歳~、90歳~、95歳以上

 女性: 4%  5%  14%  29%  44%  65%  84%

 男性:  3%  4%  12%  17%  35%  49%  51% 

 全体:  3%  4%  14%  22%  41%  61%  80%

 

 歳をとるほど女性の比率が上がっているように見えるのは統計のマジックです。生物学的には女性の方が男性よりか強い(しぶとい?)から、ボケても長生きするんです。男性はどーゆーわけか認知症になるとすぐに氏んでしまいまふ。ですから相対的に男性の認知症患者は少なく見えてるんすね、実際のところは。多分、自尊心が毀損されると生きる意欲の失ってしまうのかな?(玉虫の仮説)どもども。

 

 追記:ちょっつ忘れてたけど、あの知の天才カントも最後は認知症だったと研究者がゆっておりました。ども。