曇りがちな天候。27℃~32℃、71%。湿度高けれど、暑さちょびっと緩む。
光と影シリーズ:技術の発展。
AIは囲碁や将棋で活躍しましたが、実用的には画像認識の分野が有望です。今や空港では顔認証が必須になってるし、都会犯罪の大部分は監視カメラの解析で素早く解決されます。しかし捜査力は明らかに落ちてきて、田舎の犯罪はなかなか解決しません。
中国では2億台近い監視カメラが設置され、顔写真を登録したビッグデータと捜査官が装着しているスマートグラスと連動して、犯人を即時特定できるそうです。でも、これはネットのスコアリングシステムと共に国民管理の強力な武器になっています。
一方、インドでは顔データをはじめとする生体認証を個人識別と連動させ、これにディジタルアプリケーションを組み合わせることで、社会の基幹システムを構築しています。これを使わないと社会生活ができないため、今では国民の90%以上が登録しているようです。
この例を見るに、日本はかなーり出遅れていますね。後発の方が、旧システムのしがらみが少なく、急発展することができます。日本が戦後の焼け野原から高度成長を遂げたのは、古い工場が一掃されていたからだ、という変な見解もありました。
とはいえ、日本でも入管業務だけではなく、サラリーマンの首輪をなくす入館処理や公共施設へのアプローチ、自宅の入出認証などだんだん浸透してきているのも事実です。
管理やチェックの効率化にものすごく力を発揮するツールは、国家が国民を管理する強力なツールにも成り得るので、この辺のバランスが今後の極めて重要な課題になってくるでしょう。ジャン