6月24日(月)梅雨寒に季節のリズムを考える。

 朝から寒雨、午後止む、夕方少し陽射し。18℃~21℃、92%。この季節はじめじめした気候と、雨降りを楽しまざるを得ませんね♪ホムホム

 

 

 生命とは:環境への適応である。

 無機質ってのはただあるだけで、(自然法則には従いますが)自律的に環境への適応行動はしません。生命はその点、環境への適応をその大きな特徴としております。

 地球環境の大きな特徴は、その自転、公転に伴うサイクルでしょうか。季節の変化や慨日リズムへの適応進化は、ながーい時間を掛けて地球上のあらゆる生き物に影響を与えております。

 1日周期の概日リズム(睡眠と覚醒、体温や血圧・脈拍の日内変動、ホルモンの分泌など)は遺伝子発現のレベルでかなーり詳細に解明されてきました。これは朝日の強い光でリセットされます。潮の干潮などに起因する1月周期のリズムも少ないながらありますが、結構大きいのが1年周期の季節リズムですね。

 「春眠暁を覚えず」とか春になると眠くなったり、冬になると行動が鈍くなるのはこの影響も考えられますが、生物としての一番大きな適応は、春のとても良い気候になるとホルモンが活性化して、生殖活動が活発になることです。これは日長(昼の長さ)を計測するシステムが脳内にあって、日長がある閾値を超えると発動されるそーです。鳥類なんかは脳に光を直接感知する受容器があって、これが季節繁殖を制御して春ホルモンを出します(ちなみにこの春ホルモンはヒトにもあるんだよ)。また、魚から哺乳類まで、季節によって色覚が変化することも確かめられてます。

 ま、人間世界の生活上は概日リズムっつうのが最も影響が大きく、これが狂うと高血圧や高血糖、高脂血などあらゆる生活習慣病に悪影響を与えますから、朝はちゃんと起きて朝日を浴び、日中は表に出て日に当たり、夜は強い光を避けて早く寝るつうような、原始的生活がエエようだすぅ。・・・「ホントかよ?なら何故現代は寿命が伸びてんだ?」とか、ゆめゆめ疑問は持たないように。信じる者は巣食われます。どもども。