6月20日(木)世界難民の日

 靄かかった薄曇り、時々薄晴れ。21℃~29℃、58%。白っぽい一日。今日は本屋さんで立ち読み。これは脳とかだらの運動になりまふ。約2時間。

 

 

 歴史と現状:

 2000年に国連が定めたのが「難民の日」なんすね。現代は大規模な戦争による被害よりも、地域紛争による難民の方が多いんです。現在の国連統計では全世界で7000万人もの人々が故郷を離れて難民生活を強いられているそうです(2000年当時は2000万人位だったですから、3倍以上に膨らんでます)。

 難民居留地の大部分はインフラが整っていません。水・食糧・エネルギー・安全など生活に必要なすべてが不足してるんすね。勿論、教育や娯楽など望むべくもありません。(我が国の、原発地震難民も同じような境遇ですが、日が経つにつれ国民の関心も薄れがちです)。

 7000万人と言ったら200近い世界各国の、人口規模では20位くらいに位置するですね(トップ10%)。日本の人口の半分以上ですね。これだけの人々が故郷を追われて放浪していると。中世ヨーロッパの原型・源流を形作ったとゆわれるゲルマン民族大移動(見方によっては大侵略?)でも、各部族の規模は10万人前後ですから、全部合わせても100万人にもなりません。その70倍もの規模の悲劇が世界的に発生しているとの認識は、世界史的な見方を変えてくれるでしょう。

 なぜこのような事態が現代世界で発生してしまったのか?人知を超えた謎は多けれど、それぞれの正義が調停できないほど大きくなってしまい、現代技術(特に通信などのディジタル技術)がそれを加速させておりまふ。イイものはワルく、ワルいものはイイ!という矛盾包含の現代的な一例であります。どもども。