3月6日(水)啓蟄、隠れていた虫たちが顔をだす頃。

玉虫備忘録:

概ね曇り、ときどきパラパラ、夜半雨。8℃~14℃、70%。花粉やや多い。

 

 

日本社会とは:集中と分散

 これは良いところと悪いところの両面がありますが、特に経済に関しては悪いところが出ている感じですね。成長率は伸び悩んでるし、特に1人当たりGDP年々低下して2位から25位まで転落。韓国にも肉薄されてます。

 元々経済ってのも複雑系で、この施策をやったら結果はあーなるという原因/結果が直結しません。思わぬ効果や副作用が至る所に潜んでます。だから柔軟な運用、時には止めることも大切なんです。ところが我が民族性は、いったん始めたら方向転換したり、撤退したりするのが極めて苦手なんすね。

 これは良いときは高度成長するが、ダメになると破滅的な結果に終わると。前大戦のプロセスと結果を見れば良く分かります。では、なぜ変えれないのか?それは、ちゃんと責任を取れるリーダーがいないからです。いや、責任が取れない体制といった方がイイのかも。空気で決めてるから、誰も率先して責任を持って方向転換ができないんすね。

 すなわち、イロエロな社会施策の良し悪しではなく、その施策を実施する方法論(プロセス)の問題なんです。実施した結果をフィードバックして、修正する、場合によっては撤退する決断が適切にできれば、最初はヘボな施策でも、だんだんブラッシュアップされていくもんなんすね。

 ここでもコンテンツよりプロセス、という課題が浮き上がってきます。責任論を含めた意思決定方式を見直さないと、政策論や制度設計だけではあかんでしょう。