小雨しょぼしょぼ、午後やむ。15℃〜17℃、95%。9月なのに11月の気候とは。
死刑問題とは：
先進国で死刑制度が存続しているのは、とても少なくなりまひた。日本もその内の一つです。特に欧州ではベラルーシを除いて、他の全ての国が死刑制度を廃止しています。すかす、日本では先般、オウム信者の死刑執行を公開処刑のような形で執行しました。しかも執行命令を出した法務大臣がその日に宴会などをしてるんです。世界的に議論になっている中において、あまりにも軽々しい行動といえるでしょう。
しかし、日本人の約8割が死刑に賛成しているという。これは、侍の時代の仇討ちが映画などで現代に継承されていることにも一因があるでしょう。赤穂浪士にも見られる、いわゆる応報感情ですね。これは遺族の心情も含めて、かなり根深いものがあります。もう一つの理由に犯罪抑止力が挙げられますが、これはあまり効果がないとゆわれています。また、終身刑は死刑よりも厳しい刑なのではないか、という議論もあります。
ではなぜヨーロッパでは死刑制度廃止が進んでいるのか？昔はけっこう残虐な刑を公開でやっていたのにですね。これは社会における人権概念の歴史的な深さと、命に対する宗教的な観念が影響していると思われます。まず所有という概念ができました。それは自分が働きかけて獲得して始めて自分のものと言えると。労働によって得たものが自分の財産になる、と同じ概念ですね。しかし、「いのち」というのは自分が働きかけて獲得したものではあーりまへん。すなわち私の持ち物ではないと。では誰のものなのか、西洋では、これが神のものなんす。だから神のものを勝手に消し去ってはいけないと。ここから自殺禁止が導かれます。ましてや他殺（含む死刑）においてをや！つう論拠で、死刑廃止が広まったものと思われます。
日本では、命は自分のものだから自死も自由だっ！つう切腹文化はあるし、仇討ち文化はあるし、人権概念も輸入品だし、で約8割もの人が死刑に賛成してるんすね。お隣の韓国でも死刑は実効的に廃止されてますが、こりはキリスト教の影響と武士の文化が無かったからかな？人間は必ずミスをすると言う前提に立てば、冤罪も起り得るから、まずは終身刑を導入して、徐々に死刑をそちらに移行させてはどーでしょう。制度として残酷な刑を存続させるのは、現代国家としてもなかなか困難な状況になって来るでしょう。う〜ん。
Don't seek for the beautiful scenery,but find beauty in the scenery.（美しい景色を捜し回るのではなく、景色の中に美を見つけようではないか）ｳﾞｨﾝｾﾝﾄ･ﾌｧﾝ･ｺﾞｯﾎ・・・わだすは路傍の石や壁の染みの中において、美を見出そうとしています。ども。
