9月7日(金)科学の進歩は測定の精密化から。

 概ね曇り、ときどき晴れ間。25℃〜30℃、68%。震度7とは山をも崩す!ちょっと水と火と缶詰を準備しよう。断捨離を開始す。



 顔色を読むとは:

 光というのは短波長の電磁波なんすが、イロエロな情報が乗っているんで、それを読むとイロエロなことが分かりまふ。天文学、または宇宙工学ではこの光を分析して、遠い恒星の温度や、大きさや含有物質などを測定することがでけますんや。ドップラー効果を利用して遠ざかる、あるいは近づく速さも分かります。またその影を利用して衛星の大きさや数も分かります。偏に光の測定精度が非常に高分解度になり精密になったお蔭です。

 一方、人間世界においても光の利用が進んでまふ。普通のカメラを利用して顔を撮影し、その色合いを分析すると、非接触で脈拍を精密に測定できるそーです。通常脈拍は中心値から±10%くらい変動していて、このゆらぎが大きいほど健康なんですぅ。疲れたり、ストレスで自律神経が乱れたり、老化するとゆらぎが小さくなってしまいます。この性質を利用して、バスやトラックの運転手の始業前健康診査を遠隔から行うことが出来ます。

 う〜む。これを使って公共の場で顔色を読まれたら、こりはかな〜りプライバシーの侵害に当たりそーですね。監視カメラを始め、技術の進歩を社会実装する時は、今後ますますプライバシーの問題が出てきそうです。ま、管理する側から見れば、便利な社会と言えそうですが。フムフム