8月24日(金)綿柎開(めんぷひらく)、正し過ぎの害とは。

 雨のち曇り時々晴れ間。26℃〜31℃、75%。颱風20号の置き土産、南風強し。




 漂白された社会とは:今日も口を尖がらせて、文句たらたら。

 いわゆる一つの文春砲なるものがあって、人間的な瑕疵を突っついて、集団で苛めるというのが、特に芸能界や政界を中心に流行りました。また、モンスター・クレーマーつうのが、消費者幻想に乗って、サービス業者を苛めます。社会のあらゆるところで、小さなミスを突いて攻め、また責められるので、人々はすっかり萎縮してしまいました。揚げ足取り過剰社会と言ってもイイのかな?「人間なんてミスは付きものじゃん!ミスのない存在なら、それは神さま仏さまと申します!」なんて開き直れば、3連で頭下げずに済むものを、大して反省もしてないのにお辞儀だけは上手くなった会社の役員たち。つうのが、漂白社会の姿です。が、一つ言い忘れたことがある。そりは、庶民の漂白にまったく反比例して、トップだけはドンドン汚れて行って、嘘、偽造、隠蔽の三重悪に励んでいるんですよ。それを司直もメディアも全く咎めないと。嗚呼、これが社会のバランスと言ふものか?下清ければ、上濁ると。
いや、上が濁ると下清しかな?

 しかし清いってのも考え物で、ピューリタンてのもその清さを以ってイロエロと害悪を与えます。その溢れ出る清さで以って、禁酒法なんて作ってギャングをのさばらせたり、自分たちの正義ばっかし主張して世界中に戦争をばらまいたりしました。人類最凶の兵器@原爆を初めて使ったのも、ピューリタンたちの末裔です。つうことで、どーもほどほどの良さってのがエエようでがんす。どもども。


 追記:

 なんか少し言い足りないと思てたら、禁煙のことだった。わだすは大分前に断煙したからいいようなものの、未だ喫煙しているような人は、まるで蛇蝎のように見られます。昔の映画なんか見ると、主役の人は必ずタバコを吸ってカッコつけてました。それでも20年程前はビル内の喫煙所(いわゆる隔離されたヤニ部屋)で細々と吸ってましたが、今では、屋外のビルの片隅で、肩身が狭そうに吸ってます。そがいな夏暑く、冬寒いような居留地に追い込まれるくらいなら、もう止めればイイのに!とは思えども、誇り高き喫煙者たちは、生き方の自由と社会の圧力の狭間で戦っちょりもす。現代の勇者というべけんや!とかく人のことに口を出す人々が増え杉た弊害でしょうか。最近では、服に染みついたタバコの匂いさえ3次被害だと、声高に叫ぶ者さえ出現し、社会の漂白化はとどまる所を知らずと。そのうちにきっと、「お前の匂いは社会の害悪だっ!」とお互いに罵り合う社会が出現するでしょう。嗚呼無情!