5月2日(水)夏も近づく八十八夜、環境が個物を造る。

 
 薄晴れのち薄曇り。時おりぽつぽつ。17℃〜25℃、51%。プールだん。


 菌や黴とは:

 ある菌や黴があって、それぞれに適した菌や黴の培地があれば、それはいくらでも増えます。栄養や環境さえ整えば、仮に元は一つの菌でも倍々で増えますから、あっという間に蔓延ってしまいます。部屋があって、そこにだらしのない主人がいて、少しドキュメントの整理が追い付かなくなると、そこには書類や書籍がいくらでも増えます。菌や黴と積読の類似性について、すこし考察してみました。

 落書きの多い地域には犯罪が多いとか、ゴミが多い道路にはいくらでもゴミが増殖するとかとも共通します。環境がものを作り、環境が環境を造ると。かだらの中でも、イロエロな場所にイロエロな細菌が住んでますが、それは環境が細菌を誘導していると言っても過言ではありません。深海底に住んでいる提灯アンコウは、提灯の中に発光微生物を住まわせて、その光で小魚をおびき寄せます。提灯アンコウの稚魚は、卵から孵化したら、海面を漂うんです。その時は発光微生物はいません。でも、少し大きくなって深海に戻ると、その提灯の中にたちまち発光微生物が住み着きます。深海で、提灯の中という環境が整うと、発光微生物が増えるようでがんす。すなわち環境が微生物をおびき寄せて、育てると。ども。