1月29日(月)鏡の迷宮、世を映す鏡(報道)は歪んではなりまへん。

 晴れのち曇り。‐2℃〜10℃、42%。昼間は久しぶりに気温二桁。でも明日からは、また極寒の予報!こういう時期は、地球温暖化のニュースは出ませんね。夏の酷暑の時期はわーわー言ってるのに。でも、大局的に見れば、こんな寒さは、ちょっとしたバラツキに過ぎないんですぅ。




 本郷方面に進出す:

 日経主催の「ジャーナリズムの未来」ってな若者向けのフォーラムです。ジャーナリズムのメッカ@コロンビア大のジャーナリズム大学院長スティーブ・コル氏や英フィナンシャルタイムズ編集長のライオネル・バーバー氏を招いて基調講演、日本側からは日経幹部(社長、専務、常務)の話と、東大情報学環の教授(佐倉統、林香里、苗村健)が登壇した。ジャーナリズムの現状と、AIなどディジテル化への対応が議題ですう。苗村さんって昔し原島さんの「顔学会」で見かけたが、今はVRを使ったコミュニケーション・エンジニアリングをやってるんだって。問題有り杉のジャーナリズム界で、少なくとも問題を直視しているところだけは評価できる。それに米国にかなーり遅れを取ったとは言え、AIやディジタル技術をジャーナリズムに取り込もうとしている日経の姿勢も評価できる。鉛からコンピュータに活字を変えたのも日経が初めてだったしね。イロエロと問題点の指摘はあったですが、AI化の流れはもう止められないでしょうね。ただAI化に際しては、データを持ってるとこが強いから、グーグル、フェイスブックなどに対抗できるのかっつうのが、後発の悩みでしょう。同じ土俵で相撲を取っても、力の差は遺憾ともし難しっ!50年先の社会を見る目が、今こそ必要な秋はありまへん。どもども。




 鏡とは:

 鏡とはものを映し出すものであーる。自分の主観が自分を客観化するときに役に立つんですぅ。歪んだ鏡で見ると世界は歪むし、凹凸によって世界が拡大したり縮小したりする。球体の鏡の中に灯りを持って入ったら、どのように見えるのであろうか?平行した鏡の間に立てば、永久連鎖の無限を感じられる。鏡の壁の迷路に入ったら、写像と実像が入り混じって、そこから抜け出すのはとても困難でしょう。これは実に、人間世界のアナロジーといってもエエでしょう。古代の鏡は、全てを明らかに写し出す魔除けとして使われたとか。皇位の璽 (しるし) @三種の神器にも剣、勾玉とともに鏡も入っています。我ら俗人も、朝晩鏡を眺めては、自分の中の卑しさを点検しましょうね。少し油断をすると「卑しさ」は必ず顔の中に浮き出てきます。ゾワゾワ




 思い上がりとは:「慢心」と言います。

 仏教では、慢心に七慢ありとする。

 1.慢:自分よりも劣っている人に対して自分は優れているんだと優越感を抱き自分と同等の人に対しては同等であると心を高ぶらせること。
 2.過慢:自分と同等の人に対して自分の方が優れていると思い高ぶり自分より優れている人に対しては自分と同じであると侮ること。
 3.慢過慢:他人が優れているのに、自分の方が優れていると自惚れ、相手を見下すこと。
 4.我慢:我が我がと自分に執着しておごり高ぶること、てんぐになること。
 5.増上慢:悟ってもいないのに、悟ったと思うこと。
 6.卑慢:はるかに優れている人と比べて、自分は少ししか劣っていないと思うこと。
 7.邪慢:徳がないのに徳があるようにみせること。

 そもそも、優劣を取りざたすること自体が、仏教的にはおかしいとおもわれますが、「我慢」の意味が現在と真逆なのがおもすろい♪ま、何事も謙虚に、謙虚にってことが、とても大切なんでしょうね。