10月8日(土)寒露(そぞろ秋も深まりゆく)

 概ね曇り、昼過ぎ強雨、夕方少し陽ざし。19℃〜22℃、85%。朝晩は、だいぶ涼しくなりにけり。





 天高き秋、野菜も高き秋:

 9月の日照不足がたたり、葉物を中心に野菜全般が高値、便乗して輸入物も高値。しばらく冷凍ものでも使おうかな?





 世間の風潮とは:

 長谷川豊氏がネットで叩かれたので、実は少しほっとしたのです。最近特に全体主義的な傾向が強くなって、役に立たない者は社会のクズだと言う声が方々から上がっていたからです。片山さつき氏の生活保護キラーぶりとか、副総理であらせられる麻生氏の老人不必要発言とか、政権中枢からして、国家のお役に立たない軟弱者は必要ないのだっ!つう発言が方々で見られました。

 その風潮を背景として、障害者惨殺や老人毒点滴事件が起こっております。犯人は政権中枢の意を体して、国家に奉仕しているのだという気分でしょうか。

 例えば副総理の「90にもなって、いつまで生きるつもりなんだっ!」という発言は、働けない穀つぶしは社会に迷惑を掛けないで、早く逝って貰いたいという意味を暗喩している。これは80歳、70歳、65歳の定年者などに容易に敷衍されるし、社会のお荷物という意味では、病人、障害者、無職、ニート、ホームレスなどにも拡大するのは理の当然。副総理がかって口走った「ナチスの手口」を見ればこれは明らかである。

 もちろん利己主義で我儘勝手な個人主義は社会を混乱させます。共同体志向で、みんなで助け合って生きて行こうよ!という思想は理解できます。しかし共同体志向と全体主義とは全く違います。全体主義は国民を単なる道具、奴隷と見做して、国家に奉仕させようとします。一人一人がこの世に生を受けて、悲しみや喜びの中で、それぞれの人生を懸命に生きているのだという見地は全く見えなくなります。何しろ国家の奴隷ですから、一人一人の生き甲斐などに構ってはおれないと。奴隷ですから、働かない者、働けない者には全く価値を認めないのです。

 この考え方は、単に恐ろしいだけではなく、社会全体としても上手く機能しなくなる惧れがあります。コロニー型生物の適応に関するコンピュータ・シミュレーションによれば、2〜3割の働かない者を作らないと社会は衰退するそーです。現に蟻の実験によれば、25%は全く働かず、72%は半分くらいしか働かない、残りの3%の蟻がしゃかりきに働いていたんです。それで、この役割は、順繰りにシフトすると。

 ともあれ社会の存続とかは別にして、国とか社会とか経済とかは、人々がしやわせに暮らすために人間が創ったものであって、その逆ではないんですぅ。金持ちしか診ない銭ゲバ医者も、現代の病弊と言えないこたーないなぁ。こいつらの病気は一体誰が治すんだろ?頭の痛い話です。ゲホゲホ