8月10日(水)社会の変化は、隠れたところからヒッソリとやって来る。

 曇りがちな晴れ。27℃〜33℃、79%。むっしむし〜!






 情報通信白書:IoT,BD,AI(インターネット・オブ・シングズ、ビッグ・データ、人工知能

 六本木方面に進出す。8月2日に総務省から出版された「H28年情報通信白書」の説明会が開催されたんだすぅ。主催はグローコムで、説明は編集担当の総務省情報通信経済室長@柴崎哲也氏ですぅ。近年、急速に発展・拡大したICT(インフォメーシオン&コミュニケーション・テクノロジー)特にIoT、BD、AIを活用して少子高齢化社会を如何に活性化するのかに重点を置いていると。

 急速な人口減少下での需要縮小や高齢化による労働投入の減少をICTで如何に克服するのかっ?その為にはIoT、BD、AIを活用した第4次産業革命が必須となります。そしてこれが成功すれば、2020年までにGDP約33兆円の押し上げ効果があると手前味噌に算定す。

 すかす、中国、米国、EU諸国などと比べると、日本は企業も消費者もIoTの導入意欲が極めて低いことがネックになっている。海外と比較して日本の経営陣にはICTの知識が不足しているし、従業員もAI導入に対して腰が引けていると。今後のIoT活用には人材育成が最も重要であると結んでいる。


 ま、もともとAI導入などには企業のノウハウや機密事項が含まれてますから、中々表に出る機会が少ないんだすぅ。しかし多少抽象化してでも、イロエロな事例(成功例/失敗例)を広く知らしめることが必要でしょう。食わず嫌いじゃ世界に取り残されてしまいますぅ。社内の人事争いにうつつを抜かしている場合じゃないでしょ!もっと世界の最先端を勉強して頂きたいですぅ。事業のプロセスが変われば、そもそも競争の土台が崩れてしまうんですから。それに「のれん代」ぢゃないけど、お金に換算できない情報資産をもっと見えるようにして、評価しないと、企業のモチベーションも上がりません。


 データ類:

 ・インターネット利用率(日本)・・・83%(60歳以上の高齢層の率引き上げが鍵)
 ・情報機器の世帯保有率・・・スマフォ72%と急上昇しPCの77%に迫る。
 ・ICT投資の方向性・・・米国はITによる製品・サービス強化、日本は業務効率化、と攻めと守りの違いが際立つ。
 ・IoT(ネットに繋がるモノ)・・・2020年には300億個を超える。→ビッグ・データ→AI活用
 ・テレワーク(遠隔労働)したい人・・・米国63.3%、日本30.1%。(日本の導入した・したい企業の割合19.6%。)
 ・職場へのAI導入企業率・・・米国13.6%、日本5%。
 ・AI導入に向け準備をしている企業の率・・・米国77.2%、日本48.8%。
 ・AI活用スキルを習得したい人の率・・・米国84.8%、日本61.5%。
 ・消費者余剰(消費者の支払い意志−実際に支払った金額)・・・音楽・動画の分野だけでも1100億円ある。

 情報通信白書 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/index.html
 IoTとは   http://mono-wireless.com/jp/tech/Internet_of_Things.html




 やっぱし高齢化社会の影響は、まずは意欲の減退からと、じわじわとやってきまふねぇ。茹でカエル現象なーり!イヤハヤ
また、特に日本ではやる前から社会的リスク要因を誇大に喧伝する傾向が大きいですから、走りつつ考える対応も大切でしょう。