4月7日(木)桃栗3年柿8年、柚子は9年でなり下がり

 終日雨ときに強し、夕方風が出て雨止む。16℃〜12℃〜19℃、90%。夜は春の嵐

 この間植えた小葱の球根から芽が出て20cmほどになった。そろそろ収穫どきかも。挿し木した匂いゼラニウムも根が付いたらしく、グングン伸びてきて蕾を持った。そのうち良い匂いの花が咲くでしょう。春色辺りに満ちたり♪




 植物の不思議:けっこう強(したた)か

 枝を切って土に挿しておけば、また根が生えて独立するって便利ですよね。茎の切断面がSTAP細胞化して、また根が生えてくると。このようにして人為的に増えた植物は桜を始めたくさんありまふ。でも自然界での挿し木の意味は何なのでしょうね?茎がスパッと切れて土に刺さる機会ってとても少ないように思えますが。

 もっと不思議なのは、接ぎ木ってやつです。台木(下の木)に穂木(上に接ぐ木)を繋ぐと、一体化して穂木がどんどん伸びてくると。これは果物や野菜など、イロエロな植物に人為的に施されて、着果時期を早めたり、新しい品種を作ったりでけますのだ。ソ連の頃に大々的に喧伝された、接ぎ木による雑種の交配(ルイセンコ理論)は似非科学として否定されましたが、近年いくつかの交配事例も見られます。蜜柑の台木にレモンを接ぎ木したら、丸くて甘いレモンがでけたとか、柑橘類に目のない友人がカラタチの台木に柚子を接ぎ木したら、ホントは10年以上かかる結実が数年で実が出来て美味かったとか、その種を植えたら12年後に実が生って、良く見たらカラタチの金の玉だったとか、の事例を耳にします。

 花粉の受精を経ずして、茎を繋ぐだけで新しい品種ができるって不思議ですよね?一体どーやって台木の遺伝子が穂木の方に移動するんだろ?最近(と言っても7年くらい前に)接合面で細胞間の遺伝物質の交換が見られたとかサイエンス誌に載っていますた。ま、いったんボロクソに否定されても、また持ち直す事例もあるから、オボちゃんもあんまし気落ちしないようにね。ぷっ



 備考:桃栗3年柿8年、梅はすいすい13年、柚子は大馬鹿18年、 林檎ニコニコ25年、女房の不作は60年、亭主の不作はまた一生(気遣いや栽培・栄養環境によって大差あり)。