6月1日(月)水無月に入り、衣替えの日

 概ね晴れ。21℃〜27℃。新緑益々輝きたり♪

 車内や室内の冷房は寒いことさえある衣替えの時期。シンガポールや香港では「冷房」がご馳走だと勘違いしてガンガン冷やしまくるから注意が必要!あいの服も準備して行かないとえらい目にあいますよ〜!





 Public Interest Capitalism(公益資本主義)とは:

 これはジョージ原つうバンドマスターみたいな名前のおっさんが提唱している概念であーる。今日は、その決起集会なるものが渋谷で行われたので参加してみた。一言で言へば、「近江商人三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」みたいなもんで、ステークホルダー(これは利害関係者という損得がらみの訳ではなく、社中と訳す)みんながしやわせでなければ長続きしないという企業理念なんですぅ。

 社中とは、まず企業(内部留保)、その周りに経営陣/従業員(給与、教育、福祉)、株主(配当)、仕入先(適正購買)、顧客(安全、高品質)、地域社会(貢献度)、地球(環境維持)を含んだものです。それぞれカッコ内の利益概念を総合したものを社中総利益と定義し、これをROEに変わる指標として企業運営を行うんであーる!そして、1.事業の持続可能性を高める(短期利益に走らず)、2.社中内分配の公平性(株主・経営陣に偏らず)、3.事業の改善・改良性(現状維持、保身に走らず)、の三本柱に注力するんであーる!


 けっこう抽象的で美し過ぎるきらいはありますが、株主利益や経営者の巨額報酬などに走った金融資本主義に未来は無いと、敢えて日本本来の商道を提唱するに至ったと。米国発の金融資本主義はあまりにも実体経済から離れすぎて格差が拡大するとともに、銭ゲバの弊害は至るところに散見される。なおかつ短期利益を目指すから中長期的な投資、開発、事業化が等閑にされていると。ふむふむ。

 あと住友精密会長の賛同演説とか、起業支援会社の若手社長のエールを以て、パネル討論に雪崩れ込んだのでしたぁ。趣旨には大賛成するも、経済発展つうのはもっとどろどろした欲望を基盤にしないと、社会主義みたく衰退してしまうから、その辺をどー取り込むかですねぇ。今のところ、平等よりか自由の方が経済には効くらしいですから?タハハ






 追記:今ビール飲んでたら、ジョージの言葉を突然思い出したんですが:

 アメリカン航空の経営破たん時、事業の効率化として従業員の給料を総額340億円カットする案が提案されたと。従業員も潰れるよりか益しだと、しぶしぶ了承したと。その後、経営を合理化した功績で経営陣には200億円の報酬がでたと。流石に怒った従業員たちが経営者に詰め寄ると、「経営報酬は、株主と経営者の長期的な利害関係をバランスするように設計されているんだから、何らの不法性はなーい!」と突っ張られたと言ふ。つまり株主に貢献したなら、相応の報酬を得てもイイんだっ!ちゅうのがアメリカを始めとする金融資本主義の考え方何すねぇ。ショボーン