2月8日(日)苔を虚仮にしてはいけません

 曇りのち午後寒雨。3℃〜7℃、85%。



 上野に行って、科学の光展と芸術の光展を梯子しようと思ってたら、雨が降ってきたので止めた。閑居してビーテレを見る。




 STAP細胞はありまーす:

 刺激で多能性を獲得する細胞ってことなら苔類で当たり前に見られます。苔の一部を切り出して切片を作ると、切り口の細胞が多能性を獲得して元の姿に再生すると。BS8のガリレオXで苔特集をやっていた。これはステミンつう遺伝子の働きで、この遺伝子の発現機序を研究するとキャベツの千切りから元のキャベツが再生でけるかもよ♪フフフ

 苔ガールとかコケ坊主ってのもいるんだ。前者は苔が大好きな女性で、後者は南極の池にいた苔を中心とした不思議な共生系です。苔はそれまで水中で生息していた藻類が地上に進出した初めての植物で、イロエロな新しい装備を獲得しました。その一つが体中に水を行き渡らせる仕組みです。これはワカメや昆布にはない陸上では必須の機能なんですね。

 「一粒の麦もし地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし」つうような細胞が自分を犠牲にして全体の為に氏みまふ。これはVNS遺伝子が一つながりの細胞の中で発現してアポトーシス(遺伝的にプログラムされた細胞の自死)を引き起こします。氏んだ細胞の跡が管になって水を循環させると。偉いですねぇ、高が細胞のくせに♪この仕組みは高等植物の導管とか動物の形成にもよく使われる方法ですぅ。ヒトの指の形成もそうだったかな?

 このほかにも上陸用のイロエロな遺伝機構があって、嘘コケとか馬鹿コケとかとても疎かにできないえら〜い苔さんたちなのらあああ!これらの遺伝子を特定し、それを高等植物で発現させる研究が人類を救うかも。フムフム


 (注:でもSTAPがネズミにあるかは疑問だすぅ。なぜなら尻尾を切っても生えてこないから。でもトカゲの尻尾にあるのはガチじゃね?)