11月17日(月)金盞香(きんせんこうばし)、水仙の花が咲きはじめる頃。

 曇りがちな天気。9℃〜15℃、40%。だんだん気温が低くなる〜♪まだまだ秋の花が咲いてまふ。そー言へば、八王子から高尾へ向かう甲州街道イチョウ並木は、黄金色に色づいたでせうか?




 evolution(進化?):強いものは弱く、弱いものは強い

 evolutionってのは、元々ころころと転がっていく展開ってな意味なんだけど、日本語で「進化」と訳されてしもた。それで価値中立からバイアスが掛かってしまい、なんか進歩するようなニュアンスがにじみ出てきますただ。

 それでも、環境に適応するような転がり方が主流であることは確かだ。なぜなら適応しないのは永く残らないですから。でも、今ここに現前するものが、すべて適応的かっつうと、それはそうではあーりません!この転がりは何処まで行っても最終点がありまへんから、今現在も転がってる途中なんすね。ですから適応しきれないイロエロな多様性が含まれている訳でやんすよ。要するに、適応には際限がないと。今ここで適応してても、環境が変わってしまえば、今ここで不適応なものが適応的になる可能性が充分にありまふ。それが多様性が適応的であるということですか?ハイハイ


 ここで「生命」の定義の一つに、「増えること」を追加してもイイのかな?生命は「姿を変えることによって続くものである」という定義から導かれる二義的な定義ですが。続かなければ、今ここに存在しないのですから、これは自明に見えます。でも単に続くだけなら、鉱物も姿は変えないですが、続きます。姿を変えながら続くには、どーしても多様性が必要になるんですぅ。そしてこの多様性を前提にした戦略では、「増えること」が一つのキーになります。

 生物はどんなものでも、環境と栄養を整えればどんどんドンドン増え続きます。大昔はこんな状況もリアルにあって、どんどん増えすぎて大絶滅ってな時期も何度かあったようですが、その内に姿を変えながら増えるって戦略で多様化しました。その多様な種が、増え続けるって性質は変えないで、お互いに切磋琢磨すると。それでも時折、その時の環境に過剰適応して増えすぎる種もありまふが、環境の激変がそれらを淘汰して絶滅させまふ。それでそれまで弱かった種がまた盛り返すと!こう言ふ繰り返しがずっと転がってきたんだすぅ。どもども、お疲れさまですねぇevolutionつうのも。