9月18日(木)遠い昔の源流に戻ってみると

 曇りがちな晴れ。20℃〜25℃、40%と極めて爽やか。湿気が少ないので遠方が良く見えます。




 尊敬するさかなクンさんに捧ぐ:

 脊椎動物の源流たる魚類の祖先は約5億年前に誕生したと思われまふ。数百万年の人類に比べると、すっごい長い間魚類をやっていただけにその生き方は様々ですぅ。深海から海洋、沿岸、河川、湖沼までその生息域は多様です。またその生存戦略は、とても新参哺乳類などの及ぶところではあーりまへん!

 なんつうても一番特色が出るのがその生殖戦略ですね。例えばサンゴの中に住んでるクマノミなんかは普段は中性で2番目に大きいのがオスになる、そして一番大きいのが雌になって卵を産むと。そのメスが氏んだら2番目のオスがメスに性転換するんだと。逆にベラ科のある種は一番大きいのがオスになり多くのメスを従わせると。そしてその大きなオスが氏むとメスの中の一番大きいのがオスに性転換するんだと。さらに複雑なのは環境によってオスからメスへ、またある時はメスからオスへとコロコロ変わる魚もおります。

 すかす最もおもすろいのは、卵巣と精巣を具有した両性の魚がいることです。でも1匹では繁殖できない。両性具有でも2匹が必要なんです。お互いに性顕示パターンでホルモンを調節してオスとメスが一晩で何度も入れ替わりながら、排卵と放精を繰り返すんです。いわゆる一つの性別なんて本来は何でもありなんすねぇ。


 ましてや大脳を発達させた人間の性自己認識に規制を嵌めるってなのは、アナクロどころか生物本来の自由なアバウトさを滅却するものと言わずして何とするっ!



 これは植物にも当てはまる原則でして、単性生殖と異性交配とが混ぜ合わさり極めてフレキシブルな生殖システムを構成してるんすね。どれかだけじゃなくっちゃ正解ではないっつう固定概念は受験の産物!実はこの世は何でもありなんすよ♪ドモドモ