6月6日(木)蟷螂生(カマキリが現れ始める頃)

 
 概ねうす曇り。20℃〜24℃。おっと昨日は芒種でしたね。籾の種まきの季節。



 最近経済の初歩を勉強しています。と言っても日経の「やさしい経済学」を少しだけ真面目に読むようになっただけですが。少し前には「経済物理学」ってシリーズをやっていて、複雑系物理を経済学に応用したものを解説してました。カオスな崩壊現象で経済破綻を予想できるのでは?とか。経済のミクロな要因が独立していれば正規分布などの比較的単純なモデルに帰着できるが、要素間に強い連携があるときはちょっとした切っ掛けで崩壊が起きると。

 昨日から「神経経済学」というのになりました。なんか何でもありの様相。「進化経済学」なんてのも誰かやっていそうですねィ。従来は人間をエゴで合理的なものとして単純なモデル化をしていたが、心理学的な要素を加えて「行動経済学」になり、それに更に脳神経科学の知見を加えたものが「神経経済学」なんですと。更にfMRI等を使って、経済行動に関する脳の仕組みを解明することまで視野に入れると、これはもう「経済脳科学」になっちゃうんじゃないのん?経済的な行動の土台となる、報酬にもとづく選択に係わる領域が明らかになってきたとか。これらの領域でモノやサービスの満足度を計算しているという仮説を検証中ですぅ。


 一方、現今を省みるに株価の乱高下とか長期金利がジワリと上昇とか経済の不安定要因が顕在化しつつあります。日本の株券市場規模はおよそ380兆円、国債の市場規模はおよそ930兆円で株の2.5倍にもなります。国債金利が上がると利払いが増えるので財政が苦しくなる。日銀は市中から大量の国債を買い入れて通貨の量的緩和を行えば金利は下がるとしているが、一方インフレ目標2%が達成されれば名目金利が2%以上になるのは火を見るより明らか。いったいどっちの効果が効くのかい?つうの誰にもわっかりませーん。ですから成長戦略に現実味がないと市場の不安感は解消されないのだっ、つうような解説もありまひたねぇ。いじょ、経済はむずかすいですね、つうのだけは分かりまひただ。タハハ