2月2日(土)世界を領導するは環境か実体か

 曇りのち晴れ間。13℃〜21℃と4月の陽気。南寄りの湿風やや強く、方々で結露が見られる。そよ風に誘われて生田緑地まで足を伸ばす。また楽しからずや。行楽の家族やカップルも多く、真冬の春を楽しんでいた。木々の芽も膨らみつつあり、新緑の候にまた来てみようかとおもた。幾多山野に鳥獣を渉猟す。



 アンコウ鍋の旨い季節ですが、アンコウは深海に住んでいて、そのまた髭の中に住んでいる微生物の発光によって餌をおびき寄せます。でもその卵は海面にまで浮かんで行って、稚魚も海面で育ちます。成長するとまた深海に潜り、その髭には発行菌が住み着きます。いったい海面に居るときには発光菌はどこに行っていたのだぇ?
 人体には1kg当たり1兆個の細胞で出来てまふ。体重60kgの人は60兆個の細胞からでけてまふ。しかして人体の各所には各所に固有の細菌が住み着いてて共生し、その数100兆個。人体を構成する細胞よりか数が多いのですよ。消化吸収を助けたり外界からの細菌を防御したりとイロエロな働きをしてまふ。
 なぜこのようなことが起きるのかっ?それは細菌が2倍2倍で増えて行きますから栄養や温度や化学物質とかの環境さえ良ければいくらでも増えて行くからですぅ。環境が悪ければ分裂しない1個の細菌が回りの環境が整いさえすれば分裂します。40回も分裂すれば1兆個に増えてしまいます。ですからアンコウの発光菌も人体の各所の菌も、育つ環境さえ整えば増えて定住すると。つうことをつらつら考察するに、生物って実体よりか環境の方が有力ではないのかなっと?
 環境になじんで環境に適応している内はバランスが取れていて具合がイイと。逆に実体が環境を無理やり従わせようとすると生態系のバランスが崩れて死滅する。まさに人間様の憎まれ者が世に蔓延る様を表わしていますねィ。細菌も自分を主張して環境を従わせんとするときに毒性に変じて、宿主をも滅します。ああ、すべてこの世はバランスかよと。なんとも無難な世界観であることかっ!トホホ