素人の経済談義

 昨日つれづれなるまま友人と経済談義をしてたんすが、「共産党は理念に走りすぎて、欲望に基づく市場経済には遅れを取ったよね。でも最近の経済情勢を見ると共産党の主張も当たっているのかもね。」なんてゆっていた。企業が人件費を変動費化(非正規社員化して流動性を高め賃金を下げる)して、企業内留保資金を増大させたのは財務体質強化という理念面ではイイ。しかし賃金低下により国民の購買力が衰え。それが有効需要の低下を招きデフレスパイラルは止まりたるところなし。それが企業の収益を直撃し、企業活動を更に委縮させると。なんか分かる気もするよね。何処かで欲を無くして、皆にお金を回せば良いスパイラルに反転するような希ガス。「人の為、回り回って己が為」つうのはちと功利的すぎるかなぁ。
 ここで一つの逸話がある。「意馬猿心」
 おサルが果樹園を荒らして困った農園主が口の狭い壺を木に括り付け、中にナッツを入れた仕掛けをたくさん作って果樹園に置いた。翌日見ると方々に壺に手を入れたおサルがモジモジと座っている。ナッツに対する欲望を放棄して手をすぼめれば、すぐに抜けるのに欲に負けて壺に捕まったのですぅ。
 なんか、企業の行動はこのおサルさんみたいですねィ。プ  弁当さんのブログを見たら、企業が金を掴んでいるから銀行もお金の貸し先がなくって、みんな日銀に預けているんだって。お金は貯めるものではなくって天下に回すものだって原則を江戸っ子に戻って考え直して貰いたいですぅ。