5月13日(日)ニッポンジンとは何か

 爽やかな五月晴れ。


 フィトンチッドを求めて生田緑地へ自然観察にゆこうとおもたら、突然用事が出来て敵わず。暑くならん内に是非訪ねてみたいな。確か、かなーり昔に行ったような覚えもありまふ。薄っすらとですが。





 立ち読みシリーズ:「(日本人)」(にっぽんじんをかっこにいれる)橘玲

 「世界価値観調査」というのを世界中からアンケート取って、何年かに一回やってるそうなんすが、2005年のレポートについて。82問の内、特異的に低いのが一つあったと。「権威や権力がより尊重されることは良いことだと思うか?」
 良いと答えた比率:仏85%、英76%、米59%、独50%、伊44%、中43%、露40%。で日本はどれ位だと思います?たった3%しか良いと思わないのだと。悪いと思うのは80%もいます。
 戦争に負けたから?いやいや独伊だって結構高いですぜ。仏英が結構高いのは民主主義の大元だから権威権力は自分たちが作ったものと言う感覚があるのかな?中路が低いのもテクノクラート独裁で締め付けられた所為でしょ?では日本はなぜダントツにこんなに低いんだっ!それは立ち読みの範囲では分かりまへん。興味をお持ちなら買って読んでくだせえ。あと、これほどではないがかなり低かったのは「戦争になったら国の為に闘いますか?」つうのと「自分の国を誇りに思いますか?」つうの。これを含めて日本の三大特異点と称します。ま、後の二つは戦後民主主義で戦前を否定してきたからある程度分かりまふ。時の経過とともに順次元に復するとは思いますが、権威権力嫌いはなにか骨絡みのような気もするな。いや、自分の内心を探ってみた感想ですが。
 ふと思ったのですが、何か質問のニュアンスというか概念がちげーのかもしれませんね。権威・権力が伝統文化や伝統芸能を尊敬しますか?とか陛下に親しみを感じますか?くらいならもっと比率は上がるような気ガス。権力も国民主権が形骸化されず、本当に我々が主権者だと実感できれば当然、良い率は上がると思うんだ。つまり民主憲法がすべて形骸化してきた結果ではなかろーか。お陰で首相を誰も尊敬しないから、1年ごとにコロコロ変わる猫の目宰相になってしもうた。タハハ








追記:重要な可能性を見落としていた。数字は数字として、それをどのようにして取ったかが大切なのです。可能性としてアンケート方法やサンプリングが偏っていたとかで3%という低率がでたというのを除外するところまでは、まだ検証していまへん。興味をお持ちの方はhttp://www.worldvaluessurvey.org/まで。