8月12日(水)人生を全速力で駆け抜けるものに幸あれ

 ごんぬずばー。晴れ。あちゅいですぅ。池之端を通ったら、
まだ、ハスの花が満開だったでちゅう。ハスの花って3日位で
落ちちゃって、後には穴の開いたハチの巣だけが残るから、
たぶん次から次へと花開いてんだろうな。ポン・・・ポン・・
良く見たら茎の先に三日月さま見たいのがついていた。これ
が開いてデッカイ葉っぱになるようだ。







 きみは最近、泣いたことがあるかい?ぼくは何時も泣いてます。
今も思い出したら急に涙がぼろぼろ湧き出してきて、そのうちに
ワンワンと大泣きしてしまったのだ。アッチャー









 無意味感って、時には誰でも持つものでせうか?
何をやっても徒労にしか思えない地獄。ノーミーニング、冴えない。
人間は前頭前野を発達させ、推理・推論・先を見る力を得まし
た。その代わりに失ったもの、瞬間記憶力とか直観。あと、
幸福感もそうかな?徒(いたずら)に先を思い煩い不安に陥る
矛盾。
「空飛ぶ鳥は、などて明日を思いわずらう事があろうか。」









 すべての生きとし生けるものは、その日その時その場所で
必死に生きてます。先を考えて、今を悲観しているものなど
どこにも居ません。意味を考えるなんてこと自体が無意味な
のれすね。








 だいたい、意味なんてものは考えて出てくるものではない!
一生懸命に生きて愛して食べて喜んで悲しんで必死で集中して
ものごとに取り組んでるうちに、ふとした折に充実を感じる
たぐいのものなんだろうな?違うかな?分からん。









 だから、何事も裏腹。人間が大脳新皮質を発達させた弊害も
また極めて大きいとゆわざるを得ませんな。プ
それで、それを緩和させるために生み出された(自然発生した)
のが信仰なのかもしれません。(こんなの考える自体があざとい)









 こないだ、何する当ても無いからボンヤリとテレビを見て
たんだ。そしたら、早期老化症の少女の話をやっていた。
遺伝要因で800万人に一人の障害だとか。普通の人の10倍
で老化が進む。15歳まで生きるのは稀なんだって。その少女の
ドキュメンタリー。十歳を過ぎるともうよぼよぼで全身に老化の
痛みが走る。でもその生き方がいつも前向きで清々しいんだ。
自分を呪っていないだけでなく、周りの人にもとても親切で
思いやりがある。声はもうしわがれてるんだけど、その眼は澄ん
で輝いてるんだ。






「わたしが早期老化症だということには、ちゃんとした理由が
あるの。神様が与えてくれたものだから、すてきなことなのよ。
だから、わたしは大丈夫」と話していた。








 それで、15歳になって高校生になったら「将来何になりたい
のか?」という課題がでた。彼女は迷った。自分の病気のことは
知ってるし、そんなに長く生きれないことも知っている。(これ
は知識の弊害の一つだとぼくは思うんだ。)ほんとは彼女は動物
が大好きだったから、ペット・ショップをやりたかったんだ。
でも、言い出せない。でも、それが彼女がほんとうにやりたい事
だったのだから、最後は決心して、それを書いて提出した。









 それを見た両親は、(色々と論争はあったが)ペット・ショップで
アルバイトをさせることにした。ショップの店長も店員もイイ人で、
彼女はとても楽しそうに、ホントに心からの笑顔で働いていまし
た。ぼくはこういう笑顔に弱くって、良かったね良かったねと
もう大泣きしてました。








 そして、最後は公園墓地のシーン。もう彼女は死んじゃったん
だって。そして小さな弟は、「お姉さんは何処にいちゃったの?
まだかくれんぼしてるの?僕は寂しいよ。」とか言ってるの。
2009年4月21日アシュリーちゃんは18歳を目前にして
亡くなっていました。お母さんの深い喪失感を現した顔を見た
とき、ぼくは大声をあげて大泣きしていたのでした。











 「わたしがプロジェリアだということには、ちゃんとした理由
があるの。神様が与えてくれたものだから、すてきなことなのよ。
だから、わたしは大丈夫」と話していた。
「痛みは必ず消えるって知ってるから大丈夫。もし消えなかった
ら、天国に召される時なの。」滂沱とともに、しばし黙祷。







 頑なな心にも、ときには宗教ってイイな、と思うこともあり。